ChatGPTを課金して一番よかったのは、「何から始めればいいかわからない状態」から抜け出せたことです。
物件を問い合わせるときの文面づくり、保健所や消防への相談文、ブログ投稿文、資金計画の整理まで、すべてAIが伴走してくれました。
ここでは、実際に私が行った「開業前」と「開業後」の活用法を紹介します。
開業前にChatGPTを活用したこと
- 物件探しの整理
どんなエリアが条例的にOKか、どの用途地域が旅館業に向いているかをChatGPTと一緒に調べました。
さらに、不動産サイトの物件ページURLを貼り付けて「この物件で民泊はできる?」と相談すれば、必要な確認ポイントを整理してくれます。 - 問い合わせ文の作成
不動産会社や管理会社に送る「問い合わせ文」や「交渉文」をAIに相談。
丁寧で説得力のある文章に直してもらうことで、やり取りがスムーズになりました。 - やるべき事柄の優先順位を整理
「まず何をすればいい?」「どの手続きが先?」という迷いに対して、ChatGPTが時系列でToDoリスト化してくれました。 - 開業申請の準備
保健所・消防・建築のどの書類が必要かを一覧表にして、自治体別の条件をまとめてもらいました。
そのまま担当者への質問メモとしても使えます。 - 物資購入リストの作成
マットレス、寝具、家電、アメニティなどの「必要数量と相場価格」を自動でリスト化。
Amazon・ニトリ・カインズなどの比較表まで作ってくれました。 - 資金計画・収益シミュレーション
開業費用、月間収支、回収期間などをExcel形式で自動生成。
「この条件で黒字化できるか?」の判断を早めることができました。 - 運営会社・清掃委託先の選定
ChatGPTに比較表を作ってもらい、「何を基準に選ぶか」を可視化できました。
開業後にChatGPTを活用していること
- Airbnb・Booking.com掲載文の作成
日本語・英語・中国語など多言語で自然な紹介文を自動生成。 SEO対策や検索上位を意識したキーワードも盛り込んでくれます。 - レビュー返信文の作成
ゲストからのレビューに対して、丁寧で印象の良い返信文を自動で生成。 「日本語で書いたものを英語に直す」ことも簡単にできます。 - トラブル対応・メッセージ文の下書き
たとえば「水漏れ」「鍵の紛失」「チェックイン遅延」など、実際にありそうなトラブル文面を相談すれば、すぐ使える文案を提案してくれます。 - ブログ・SNSでの発信
民泊の運営記録や近隣スポット紹介記事を構成から本文まで自動生成。 SEOを意識したタイトル案も出してくれるので、更新が楽になりました。 - 運営データの整理
宿泊数・売上・清掃コストなどの月次データをChatGPTに要約させて、グラフ化の下準備まで自動化。
ChatGPTに相談するときのおすすめ質問テンプレ
ChatGPTをうまく使うコツは、「目的」と「状況」をセットで伝えることです。 以下の質問テンプレをコピペして、自分の情報を少し変えるだけでOK。
- 物件探しの相談
「○○市で民泊を始めたいです。用途地域や条例を確認するときのポイントを教えて」 - 問い合わせ文作成
「この物件に民泊用途で問い合わせたいです。相手に好印象を与える文面を作ってください」 - 申請準備の整理
「民泊開業に必要な書類・手続きを、保健所・消防・建築の順でリスト化して」 - 資金計画の相談
「初期費用○○万円、1泊単価○○円、月稼働率○○%で、収益シミュレーションを出して」 - レビュー返信文
「ゲストから『階段が狭かったけど快適でした』というレビューが来ました。 英語で丁寧に返信する文を作ってください」 - ブログ記事の下書き
「民泊開業を考えている初心者向けに、“開業までの流れ”をわかりやすく説明するブログ構成を作って」
ChatGPTは、あいまいな質問でもOKですが、 「何をしたいか」「どんな目的か」を一言添えるだけで、回答の精度が一気に上がります。
迷ったらまず聞いてみる。
それが、AI時代の最初の一歩です。
まとめ:ChatGPTは民泊の“最初の相談相手”であり“ずっとそばにいる相棒”
民泊開業では、分からないことが山ほど出てきます。 でもChatGPTがあれば、調べる・まとめる・書くがすべて一か所で完結。 しかも24時間、何度でも相談可能です。
開業前は「道筋をつけるパートナー」、開業後は「運営を支える右腕」。 それがChatGPTです。

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