
とんまよ、なんかさっきから落ち込んでない?

……29泊分の予約、確認したんだよ。受取額、¥102,432だった。

えっ、29泊で10万?それって……

本来なら¥300,000以上のはずだったんだよ。月割50%の設定ミスで、約20万円を消した。
こんにちは、とんまよです。大阪・弁天町で民泊「the IORI-an OSAKA」を運営しています。
今日はかなり痛い話をします。笑えないやつです。Airbnbの「月割割引」を50%に設定したまま放置していたら、29泊分の長期予約が入り、受取額が¥102,432になりました。本来なら¥300,000以上になるはずだった予約です。
差額、約20万円。自分のミスです。誰も責められません。
でも同じミスをするホストを1人でも減らしたくて、恥を忍んで全部公開します。数字も、経緯も、何も隠しません。
📊 まず数字を見てください
2026年4月、1件の予約確認通知が届きました。ゲストはアメリカからの長期旅行者。チェックイン4月1日、チェックアウト4月30日。
29泊の予約。
最初はうれしかったです。「まるまる1ヶ月埋まった!」と思いました。でも受取額を見て固まりました。
| 項目 | 数値 |
|---|---|
| ベース価格(設定していた1泊単価) | ¥14,500 |
| 週割引 | −45% |
| 月割引 | −50% |
| 実際の1泊あたり受取額 | ¥3,532 |
| 29泊合計の受取額 | ¥102,432 |
| 月割なし・週割25%の場合の試算 | ¥313,000超 |
| 実質的な損失 | 約¥210,000 |
¥3,532/泊。近くのビジネスホテルより安い金額で、私は50㎡の一棟丸ごとを29日間貸し出していたわけです。
😰 なぜそんな設定になっていたのか
原因はシンプルです。開業時にAirbnbの「割引設定」をなんとなく入力し、そのまま放置していました。
Airbnbには「週割引」「月割引」という機能があります。7泊以上の予約に自動で割引を適用する仕組みです。開業当初、私はこう考えていました。
「長期で泊まってくれるゲストには感謝の意味で割引してあげよう」
その気持ち自体は悪くなかったかもしれません。ただ、数字の感覚が完全にずれていました。「50%オフ」が何を意味するか、具体的に計算していなかったのです。
さらに、Airbnbの週割と月割は基本的に重複して適用されるものではなく、いずれか大きい方が優先されます。ただし私の場合は、月割50%に加えて「新規リスティング割引20%」と「早期予約割引」まで設定していたことが問題でした。これらは掛け算で重複適用されるため、最終的な価格が想定をはるかに下回ってしまったのです。
結果として、ベース価格¥14,500が、月割50%×新規リスティング割引20%×早期予約割引の掛け算で¥3,532まで下がった状態で予約を受け付けてしまいました。Airbnbに慣れていないと気づきにくいですが、各種割引は加算ではなく掛け算(乗算)で効いてくるのです。
🔍 気づいたきっかけ
正直に言うと、この予約が入ってから「おかしい」と気づきました。
29泊で¥102,432。頭の中で計算すると「¥14,500×29=¥420,500くらいになるはずなのに、なんで10万円台なんだ?」と。Airbnbの予約詳細を開いて、割引の欄を見たとき、自分がやらかしていたことを理解しました。
週割引45%、月割引50%。どちらも私が設定したものです。忘れていただけで、消えてはいなかった。
Airbnbは予約確定前にゲスト側にしっかり割引額を表示します。そのゲストはおそらく「こんなに安いなら1ヶ月泊まろう」と思ったでしょう。悪意はない、むしろ私の設定通りに予約してくれた。でも私はその設定の意味を理解していなかった。
💸 キャンセルはできなかった
「気づいたならキャンセルすれば?」と思う方もいるかもしれません。でもそれはできませんでした。
Airbnbのホスト都合によるキャンセルは、ゲストへの影響が大きく、ホストへのペナルティも重大です。キャンセル料の発生、スーパーホスト資格の剥奪リスク、カレンダーの強制ブロック。そして何より、ゲストに迷惑をかけることになる。
そのゲストは1ヶ月分の旅程を組んでいるわけです。私のミスを彼に押しつけるわけにはいきませんでした。
受け入れるしかありませんでした。
🔧 やったこと:設定をすぐ見直した
気づいた当日、割引設定を全面的に見直しました。
| 設定項目 | 変更前 | 変更後 |
|---|---|---|
| 週割引 | 45% | 25% |
| 月割引 | 50% | 39%(Airbnb推奨下限) |
| スマートプライシング下限 | ¥14,500 | ¥13,000 |
月割を完全になくすことも考えましたが、Airbnbの検索アルゴリズムでは長期滞在受入れの意思表示が評価されることがあるため、Airbnbが推奨する最低ラインの39%に設定しました。
今後は「1泊あたりの受取額がいくらになるか」を必ず計算したうえで設定します。割引率ではなく、実際の金額で考えることが大事だと学びました。
📝 民泊ホストに伝えたいこと
この体験から、新米ホストの方に強くお伝えしたいことが3つあります。
① 割引設定は「金額」で確認する
パーセントだけで考えると感覚がズレます。「週割25%を設定したら、¥13,000の物件は¥9,750になる」という具合に、具体的な金額を計算してから設定してください。
② 長期予約前提でシミュレーションする
Airbnbには「価格プレビュー」という機能があります。実際に特定の日程でいくらになるか確認できます。設定変更後は必ずプレビューで確認する習慣をつけてください。
③ 定期的に割引設定を見直す
私のように「開業時に設定したまま放置」は危険です。月に一度は割引設定を確認し、現在の稼働状況や価格帯と合っているか見直すことをおすすめします。
🌱 教訓:ミスは必ず学びになる(と思いたい)
この一件で約20万円を失いました。でも同時に、価格設定の仕組みを徹底的に理解するきっかけにもなりました。
今はスマートプライシングの上限・下限設定、週割・月割の計算方法、イベント別の価格戦略まで、以前より格段に細かく管理しています。Claudeを使って毎朝3時に自動で価格推奨レポートを生成する仕組みも作りました。
ミスを隠して「うまくいってます」風の記事だけ書くのは違う、と思っています。同じ失敗をする人を1人でも減らせるなら、恥をかく価値はある。
開業5ヶ月目のとんまよは、今日もそう言い聞かせながら運営しています。

20万か……それは確かに痛い。でもこうやって全部公開できるのは、とんまよの強みだと思う。

ありがとう。同じミスをする人が1人でも減れば、この20万円は授業料だったってことにするよ。

割引設定は「金額」で確認する。覚えておきます。

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